タマリバ周辺生息日記@ 主に、ニコタマ

主に、サッカー(川崎フロンターレ、少年サッカー育成、審判)、子育て(長男7歳、次男2歳)、キャンプ、仕事(そろそろ変わる潮目かも)、について幅広く発信していきます。いわゆる37.5歳年代向けのブログを目指します。

[書評]一流の育て方(ムーギー・キム&ミセス・パンプキン)

偶然にも、書評が2冊続いて、ムーギー・キム氏の著書に。(笑)

別に回し者ではございません…

 

一流の育て方―――ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる

 

一流の育て方―――ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる

一流の育て方―――ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる

 

 

読もうとした目的・狙いはなんだったのか?

習いごとが増え始めた小2の長男を見るにつけ、これからどのように子供に接し、

どのように教育としつけを行い、勉強する姿に寄り添っていくか、なにかヒント

になるものが得られれば、と思い手にとってみました。

 

今の私のスタンスは、

 教育 → 妻の専権事項と捉え、基本的には口を出さない。

      ただ、料理や二男の世話で妻が勉強のサポートできない時には、

      代わって隣に座ることも。でも、基本的にはヒントは出さず、

      ゆっくりテキストや問題を読ませて、自分で落ち着いて理解できるように

      サポートに徹する。

      そもそも父からのサポートを拒否するときは、放置する(手伝わない)。

 

 しつけ → 世の中の常識やマナーは徹底を。ただ、できてない時に、たまに

       高圧的に怒鳴るのは、個人的には反省点。もっとよい伝え方があれば。

 

 スポーツ → 土日の地元少年クラブの練習には親子揃ってドップリと。

        なぜなら、私もパパさんコーチとして手伝っているから。

        ただ、自宅の個人練習などは、できるだけ矯正しないスタンス。

 

といった感じで、深く首を突っ込むことはせず、できるだけ自主性を尊重する

スタンスできていると思います。

 

ただ反省なのは、叱り方がうまくできているか、感情的な言い回しに時々なって

しまうのが子供にとっていいことなのか、というのは気になっていたところで、

そのあたりの解が本書に載っているのを期待してました。

 

 

目次・章立てについて

第1章 「主体性」を最大限に伸ばす

第2章   「視野」を広げ、転職に導く

第3章   やり抜く力「グリッド」を育む

第4章   一流の「コミュニケーション能力」を磨く

第5章   これで自分から「勉強」するようになる

第6章   「勉強以外の勉強」をさせる

第7章 「無償の愛情」を感じさせる

 

感じたこと・気づき

全体を通じて大事な点だなと感じるのは、

 ・主体性を子供に持たせる。習いごとが分かりやすい例。

  やっぱり好きじゃないもの、はまらないものは長続きしないし、そもそも技術は

  大成していかない。目標の設定もしかり。

 ・とはいえ、自分は何が好きか、何に才能があるか、何が誰にも負けないのか、

  などは親の目線で客観的に伝えて、気づかせることで、できるだけ良い道筋を

  つけてあげるサポートが必要。

 ・習慣づけさせたいこと → 読書。学習。失敗に対する内省・自省。

 ・親が習慣づけたいこと

   → 一緒に勉強する姿勢(親自身が勉強環境に身を置くことで、なぜ勉強が

     必要か、を子に分からしめる)

   → “親には何でも話せる"という信頼関係を早くから築く。そのために、

     子供に対して権威的に振る舞わず、子供の世界を理解しようとする

     柔軟な姿勢をもつ。

  ・いかに「やり抜く力」(俗に言うGRIT)を身につけさせるか。

   → ほめる。単にほめるだけでなく「良い期待」を伝える

     ミスは叱らず一緒になって、原因や解決策を考えていく

   → 良い褒め方=具体的に何がよかったかをほめる。

     さらなる努力を引き出し、難しいことに挑戦させるような伝え方が良い。

 ・強制させないためにも、動機づけが大事。時には、社会において学歴が重要さを

  持つという事実を子に教えてあげることも必要。

 ・勉強以外の勉強、も大事。特にしつけ。

  具体的には、自制心・礼儀・他人への接し方

 ・親の会話の知的レベルが、子供のそれを決定する。

  ゆえに、親同士で喧嘩や悪口はNG。差別意識や人間不信などが子に

  刷り込まれる危険も。

 

 ・最後に、子育てで最も大切なのは、無償の愛をそぞくこと。言動と行動の両方で。

 

 

明日からのToDo

あとがきに書かれていることが全てかな、と納得。

(最後に簡単にまとめられているから、それ読みさえすればいいじゃないか、というツッコミは覚悟で。笑)

 

子どもがにこにこ笑っていて、読書好きで、自分が好きなことと得意なことをわかっていて、感謝する習慣を持っていて、他人の考えを聞く力があり、好きなことに打ち込んでいたら、その子育てに間違いはない

 

とにかく、気付きの多い1冊でした。

 

ほめるや、自主性に任せる、というのはできていたような気がするものの、

細部ではまだできていない部分があると感じました。

特に、ほめかたに関して、さらなる努力と挑戦を引き出し難しいことに挑戦できる

ような伝え方をするのは、簡単なようで難しいです。

さらなる挑戦や目標を設定する時に、得てして親のエゴで、親が設定してしまうケースがあるように感じるからです。

 

子どもは大概安パイな目標で済ますもの(笑)。

そこで、親としては、さらなる高みを目指すようなモチベーティングと動機付けが

求められるのですが、そこはまだまだ改善が必要そうです。

 

今はまだいろんなことに挑戦したり、習いごとをしている時期なので、

本人がやりたいこと、得意なこと、他の誰にも負けないこと、

というのは見つけきれていないと思いますが、1,2年後には親の目線からも

客観的に見つつ、本人の思いと掛け合わせながら、

自分はこれを突き詰めていきたい、と思ってくれるような解を

一緒に見つけていければと思います。

 

あと、子どもの横で親が学習している姿勢を見せることが大事、

との指摘もあったので、

今週末からさっそく、子どもの勉強中のスマホいじりはやめて、

本を読む、英語の勉強をする、などに変えようと決心しました。

 

 

とにかく気付きのおおい1冊なので、(一方ですでに実践済みなことも多いですが)

30~40代で、特に幼稚園~小学生中学年程度のお子さんをお持ちの方には

お薦めの本です。是非読んでみてください。