タマリバ周辺生息日記@ 主に、ニコタマ

主に、サッカー(川崎フロンターレ、少年サッカー育成、審判)、子育て(長男7歳、次男2歳)、キャンプ、仕事(そろそろ変わる潮目かも)、について幅広く発信していきます。いわゆる37.5歳年代向けのブログを目指します。

[ラグビー]トップリーグを初めて観に行ってみた

長男が小学校で月1回ラグビーの授業を受けているご縁から、世田谷区スポーツ振興財団さんの招待企画で、家族で初めてジャパンラグビートップリーグを観に行ってきました。

世田谷区に練習場を置く「リコーブラックラムズ」のホームゲーム。対戦相手は、東芝ブレイブルーパス

 

www.top-league.jp

 

 

 


18-19 リーグ戦第2節 リコーブラックラムズ vs 東芝ブレイブルーパス

 

社会人ラグビー時代は「東芝府中」というチーム名で有名で、強豪・名門というイメージがありましたが、現在はどんなチームになっているか正直知識は無し… 会場が駒沢公園オリンピック陸上競技場と、自宅から近いこともあり、家族4人で行ってきました。

 

ラグビー生観戦は、大学時代に母校が大学選手権で優勝して以来だから20年弱振り?くらい。実際に調べてみたら、、、

 

上田昭夫氏が死去 元慶応大ラグビー部監督 (写真=共同) :日本経済新聞

 

2000年1月以来だったので、実に18年振りのことでした。

それにしても、上田昭夫監督、懐かしい…

 

どのくらいの観客数なのか正直読めず、徒歩&バスで行くか、車で行くか直前まで悩みましたが、長男も午前中サッカーの練習試合で疲れているだろうと考え、車で。運良く、15:20過ぎに駐車場に到着した時点で2台待ちくらいで、3分待っただけですんなり入場できました。止めたところがバックスタンド側入口に近い駐車場で、招待対象の自由席はバックスタンド側、受付&チケット引換場所がメインスタンド側、と真逆な動線がイマイチでしたが、いつも行く等々力陸上競技場ほどの広さと大きさでないので、5,6分歩いた程度で受付に到着。

 

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入口前広場の写真は撮り忘れましたが、スターティングメンバーの情報が看板に貼られて発表されていたのが新鮮でした。

 

受付を済ませ応援グッズ(デカい団扇と小さいメガホン)をもらって入場。また、そこから真反対に歩いて戻るわけですが…

 

自由席に到着しましたが、応援団も少なく、家庭的というか牧歌的と言うか、なんとものんびりとした雰囲気(笑)。15:40到着した時には、応援団がコールリーダーのもと応援歌の練習をしてました。コールリーダーを見て、長男共々ビジュアルにビックリ。

 

週明けにあの方の存在が気になり、Twitterで探したら、無事発見↓

 

 

そうこうしているうちに選手入場~キックオフ。

 

そうだ。東芝には、日本代表の元キャプテン、リーチ・マイケルがいるではありませんか!日本代表戦のTV中継見るのが好きな長男も、さすがにリーチ・マイケルを見て興奮。彼のプレーを見れるだけでも来た甲斐があるというもの。

 

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東芝(赤いユニ)の一番手前のNo.6がリーチ・マイケル。ゴッツい肩幅。そして、足が長いっ!

 

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素人目線で見ると、東芝はパスのスムーズさと、バック陣の前進スピードと時々繰り出す中央後方からの突破を軸としたオフェンシブなプレースタイル。対するリコーは、パスで前進するよりかは、粘り強い守備で対抗してファールやラインアウトから得たボールをモールを中心にしてじっくり進んでいく重装な攻撃がスタイル、といった感じでしょうか。

 

特に前半は、東芝の12番、CTBファアウリ選手のスピード突破にリコーのFW陣が手を焼いた印象でした。あと、リコーの攻撃は、FBロビー・ロビンソンが、東芝のスカウティングが効果的だったからなのでしょうか、キックへのプレッシャーが速く強かったため、ロビンソンのキック精度が低く、パントキックを活用し一気に前進するという手をことごとく封じられたように見えました。ただ、東芝もミスが多く、もう22mライン内側まで攻め込むも、ノックオンなどで機会をことごとく逸失。東芝が幸先よく先制するものの、追加点を入れてリコーとの点差を伸ばしていくという流れにはもっていけませんでした。

 

後半に入り、東芝の12番ファアウリ選手に対するリコーのマークと守備ブロックがはまり始め、リコーの攻撃は前半ミスが多かったパントキックの回数を減らしボールの保持時間が長くなり始めました。ここは個人的推測に過ぎないのですが、被保持が長くなったことで東芝の選手の体力と集中力が削がれたのか、東芝ボールのラインアウトも3度ほどリコーがターンオーバーし、さらに保持時間が長くなる、という好循環が回り始め、リコーが逆転できるのでは、というスタジアムの雰囲気が出てきたのは、今回見ていて一番興奮しました。

 

結局、後半35分過ぎてからの、リコーの怒涛のドライブも東芝が選手交代などうまく使った結果、守備で奮闘し、前進しているように見えるリコーが実はジリジリと後退してしまって、焦った結果(たしか記憶では)リコーのノックオンで、最後惜しくもノーサイド負けはしましたが、じつに締まった良い内容のゲームでした。子供達的にはもう少しトライ多いほうが点の動きがあって面白いんでしょうけどね(苦笑)

 

Jリーグや海外含むサッカーを見始め、今年からはSNSで様々な分析記事や投稿を見て、そういう見方で試合を観戦するようになったことから、ラグビーも自然と分析家然とした生意気なスタイルで見てましたが、スタンドの最前列で見ると、選手の動き方を全体的に掴むこともできますし、声もよく聞こえて、勉強になりました。金曜夜に秩父宮ラグビー場で毎節なにかしら試合があるということなので、今年はあと2,3回は試合見に行ってみたいですね。

 

そして、なにより今回行ってみて、実に興味深かったのが、リコーの応援団!

 

コールリーダーのビジュアルとキャラもかなり“タッてます”が、野球の応援とJリーグの応援をミックスさせたような応援スタイルは、試合見てから色々ネット見て知ったのですが、他チームにはないかなり独特のものらしいです(笑)。ロビー・ロビンソンの応援歌が、フロンターレの守田のチャントと元歌が同じだったりして、長男も真似して口ずさんでました。リズムもいいので、試合が終わって週が明けてもトイレ入ったりしたふとした時にあのメロディーが頭の中に浮かんできたりするんですよね。実は中毒性あるかも。

 

あと、最後に。印象的なシーンとして、これは他のスポーツに決して無いな、と思ったのは、敵チームの応援団にも、ノーサイド後に挨拶に来る、というスタイル。リーチ・マイケルが目の前に来て手を振りまくるほど興奮してしまい写真撮るの忘れてしまいましたが、これこそ、ラグビーの「ノーサイド」の考え方=試合が終わったら敵も味方も無くなる、を体現する儀式だなと感動しました。

 

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こういう後味の良さも含めて、トップリーグの良さを体と心で実感した、そんなラグビー観戦記なのでありました。