[少年サッカー]世田谷区大会 1回戦敗退...
先週末は、長男が所属する地元少年団のサッカーチームが世田谷区大会の1回戦に臨みました。
結果は、0-3で敗戦。(前半0-2、後半0-1)
春の区大会に引き続き、1回戦敗退となりました。(ただ、春の大会ではその後、1回戦敗退チームによるトーナメント大会において見事準優勝)
20人もいる2年生全員に出場機会を与えるのが少年団の方針であるため、前半後半で2チームに分け、その中で交代を回していく戦い方でした。長男は、前半チームの中心選手でもあるため、前半15分間にフル出場。
前半3分頃に、両チームのファーストシュートとなる、ペナ角内側からの(低学年にしては)速くて強いミドルシュートを打った長男を見て、
「今日はイケるんじゃないか」
と期待を抱いたのですが...
その後は、前線と最終ラインにそれぞれ3人を配置してしっかり幅を持たせた相手チームの、“団子サッカー”からこぼれ出たボールをワイドの選手に拾われてからのカウンター2発にあっさりとやられてしまい、リードを許す、という展開に。
長男のチームはまだポジショニングをとるという概念を教えられていないため、個の技術では中心選手レベルでは相手に勝てていても、(なにかのきっかけで)ワイドにボールが出た瞬間に走らされて相手チームの前進スピードについていけず、サッカーというチームスポーツへの初歩的理解力で明らかに負けていた印象を持ちました。
感じた課題としては、下記3点。
- 味方へパスをつける、周りの味方を使う、といった連携がほとんど見られない
- セットプレー(ゴールキック、スローイン)のスタートが遅い
- ボール非保持の時に、味方と相手の位置を見てどこにいるべきか、や、どう動くか、の判断ができていない
実は3失点とも、GKの基礎を教えていないがための技術ミスであったことから防げた失点だったので、GKの課題(1対1の位置取り、低いボールへの対処)も挙げるべきなのですが、まだそのレベルでもないと思いまして、ほんと基礎的な課題から記しました。
次週から早速始まる、1回戦敗退チームによるトーナメント大会にむけてどのような練習を今週末行うのか、は主任コーチの方が考えることになると思うので、自分が練習メニュー作りに関わることはないのですが、思考訓練として、どのような練習が必要なのか、を自宅で今後妄想してみようと思います。
それにしても、危機感を持ったのは、“団子サッカー”を既に卒業し始めている他チームがあるという事実。そのようなチームの試合を空き時間に見て勉強しろ、と子供達に言うのは簡単ですが、実際に自分のこと以外に興味を持たない低学年の子にとっては難しいことです。もしサッカー見ることも含めて好きな子がいてまじめに試合を見つめていても、見始めても何が良いのか、自分たちはどうしたらいいのか、まで理解するのは難しいでしょう。そこは、コーチ達が言語化して地道に教えていくしか無いのだろうな、と反省をした次第です。
ここ3~4ヶ月は、子供達の自主性や考える力を良い意味でも、悪い意味でも大事にしてきましたが、言うべき時にはきちんと教えて指示をしてあげたほうがいいのかな、と思いました。教えてあげないことには、彼らの進歩と成長も起こりえず、いつまで経ってもサッカーの仕組みを分かることはできないのですから…